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「大腸」から「直腸・肛門」

胃の中に食物が入ってふくらむと、胃から大腸に信号が送られ、次の消化物を受け入れるために反射的に収縮運動し、便を直腸へと送り出す行動を起こします。これを胃・大腸反射と呼びます。

朝これが一番強く起こる理由は、胃が空っぽの状態である事と、就寝時は体全体の機能も活発ではないので、大腸の運動自体も緩やかになっているからです。

この状態で朝食を摂ると、急にお腹に食べ物が入ってくるので胃が驚いたような形になり、これがより強い刺激を大腸に送る事になります。

大腸は、大きく盲腸、結腸、直腸の3つの部分からなる1.5メートルほどの消化器で、主な働きは水分の吸収です。

大腸へ送られてきた、始めドロドロ状態の食物は、大腸内を移動する間に水分吸収が進み、下行結腸へ到達する頃にはほぼ固形状になり、排便を待つ事になります。これによって、食べた食物の最終形態となる便になりました。

これが、何らかの原因で、水分の吸収が進まないときには便が下痢状になり、腸内に長くとどまりすぎて水分が吸収されすぎてしまうと硬い便になり、便秘となってしまいます。

前半部分で水分やミネラル分を吸収し、後半にかけては、大腸に住み着いている様々な細菌によって作られたり、小腸で吸収しなかった栄養分の吸収を行います。ただしこの栄養分の吸収はごくわずかです。

直腸はS状結腸から肛門までの約15センチ程で、大腸の終わりに位置し、送られてきた便を一時的に貯めておくところで、食べたものを消化したり、栄養を吸収したりする働きはありません。

直腸は、普通空になっています。便は下行結腸に留まり、いっぱいになると直腸まで降りてきて便意が起こります。便意と同時に、結腸にも信号が送られて「直腸・結腸反射」が起こり、活発な運動を開始して、直腸へさらに送り込もうとします。

排便は肛門の括約筋の働きによって起こります。この肛門括約筋には内肛門括約筋と外肛門括約筋があり、内肛門括約筋は自律神経の働きで自動的に伸縮しますが、外肛門括約筋は運動神経の働きによって自分の意志で緩めたり締めたりが出来ます。このおかげで、便意を我慢することも出来るのです。

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